不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

11年上半期の近畿圏マンション、供給減も平均価格は上昇/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は14日、2011年上半期(1~6月)および6月度の「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。

 同期のマンション発売戸数は9,305戸(前年同期比▲9.1%)と減少した。地域別では、大阪市3,285戸 (同▲26.8%)、大阪府下2,518戸(同▲32.9%)、神戸市681戸(同▲45.5%)、兵庫県下1,338戸(同▲27.8%)、京都市 719戸(同2.0%増)、京都府下18戸(同▲95.5%)、奈良県218戸(同70.3%増)、滋賀県528戸(同▲112.9%)、和歌山県 0戸(前年同期:110戸)。

 1戸当たりの平均価格は3,480万円(同1.8%増)、平方メートル単価は48万7,000円(同1.2%増)といずれも上昇した。また、同期の平均月間契約率は73.0%(同3.9ポイント増)と上昇し、70%を超えた。継続販売戸数は2,916戸(10年6月末比▲1,182戸)と減少した。なお、11年下半期は、約1万2,800戸の発売戸数を見込んでいる。

 一方、6月の新規販売戸数は1,888戸(前年同月比▲22.9%)と減少。月間契約率は74.9%(同2.0ポイントダウン)と、5ヵ月連続の70%超となった。1戸当たりの平均価格は 3,419万円(同0.6%増)、1平方メートル当たりの単価は48万9,000円(同0.6%増)となった。

 7月の発売戸数は2,200戸程度の見込み。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら