(株)タカラレーベンが注文住宅事業への参入を発表した。これに合わせ、「ハウジングワールド立川」(東京都立川市)に注文住宅商品「LIBO ORDER HOUSE」のモデルハウスを建設、16日のオープンに先立ち、15日に内覧会を開催した。
「LIBO ORDER HOUSE」は「光」「水」「空気」を有効活用する健康と環境に配慮した商品。
オール電化としたうえで太陽光発電システム・蓄電システムを装備し、電気代金を圧縮。合わせて停電時にも「(エアコン、電子レンジなど消費電力が大きい家電を除けば)3時間程度電気を使って生活できる」(戸建て事業部建築営業課:後藤小百合氏)性能を確保する。また全館空調の導入で、オープンな間取りでも快適性を確保、ヒートショック(急激な温度差がもたらす身体への悪影響)を防止する。
Low-E複層ガラスを全窓に採用し、断熱・結露防止を図るほか、発泡断熱材を床・壁、小屋裏施工することで、高断熱・高気密を実現する。合わせて壁内結露を防止することを目的に、ウルトラドライシートを壁内に施工する。
さらに同社の生活水浄活水化システム「たからの水」をすべての生活水に採用したほか、浴槽については専門企業と共同開発した超微細気泡温浴システム「たからのマイクロバブルトルネード」を導入した。
その他、制震金物「オイルダンパー」や構造強度の高いパネル「ハイベストウッド」などを含め、記載した設備等すべてを標準装備としているのが特徴。
代表取締役副社長の島田和一氏は、「マンションは立上げから回収まで長い期間を擁する。これを補完するための短期サイクル事業として注文住宅事業を立ち上げた。高品質な注文住宅を、誰もが無理なく安心して購入できる価格で提供することで、消費者の支持を得たい」とコメントした。
構造は木造軸組工法で、販売価格はモデルハウス仕様で坪単価約60万円。