不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、2011年6月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建7,882件、中古マンション1,485件)と成約物件(新築物件1,582件、中古マンション575件)の価格についてまとめたもの。
新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,254万円(前年同月比5.6%増)で、8ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,238万円(同3.7%増)と6ヵ月連続のプラス。前月比では、東京都下の大幅下落などが響き、5ヵ月ぶりのマイナス(▲2.0%)となった。東京23区は4,505万円(前年同月比1.1%増)と4ヵ月ぶりに4,500万円を超えた。
中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,278万円(同3.0%増)で、前年同月比で19ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり2,043万円(同▲4.0%)で、再び前年割れとなった。高額物件の多い東京23区が2,450万円(同▲10.4%)と2ケタ減となったことが要因。