(株)アールシーコアは28日、総合展示場「BESSスクエア」内特設会場(東京都目黒区)で、記者会見およびログハウスの新商品「スマートカントリー」のモデルハウス見学会を開催した。
冒頭挨拶に立った代表取締役の二木浩三氏は、「震災後、生活者マインドが変化している。家族や友人との絆を大事にし、個人レベルで社会貢献を意識する社会志向が見られるほか、利便性よりも長持ちするモノを大事にする持続志向、流行より人・社会にとって本来あるべき姿を見直す本質志向へと価値観が変化している。震災後は、今までログハウスに興味がなかった新しい客層からの受注が増えている。客層の広がりを受け、新しい顧客の感性に訴求する新商品を開発した」と語った。
カントリーカットログハウス「スマートカントリー」は、木造2階建て、延床面積108平方メートル。1モデル・2テイストを用意しており、「ウォームテイスト」は、これまで同社が販売してきたオーソドックスなタイプを進化させたもので、「クールテイスト」は、今までログハウスに住宅としてのリアリティを感じていなかった人の感性に訴求することを狙って、無垢材を使用した自然性はそのままに、短い屋根で自然光がたっぷり入る明るい空間を実現したほか、内外の壁となる無垢材には青や白などのカラーを施すことで現代的にアレンジをしたもの。
見学会でBESS事業本部BI本部取締役責任者の谷 秋子氏は、「震災後の本質的なものを求めるユーザーに対応した商品により、新しい客層にもログハウスの魅力を味わってほしい」などと話した。
同商品の発売日は10月1日。価格は未定だが、現行価格の1,862万円を下回る価格で準備しているという。