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首都圏お買い得駅第1位は3年連続「外苑前」、最大差益9,774万円/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは28日、首都圏における過去10年間(2001~10年)の平均マンションPERと資産倍率から、マンション駅別利回りを試算、お買い得ランキングとして発表した。マンションPERとは、分譲マンションの価格が、同一駅圏内の分譲マンション賃料の何年分に相当するかを求めた値で、マンションPER=マンション分譲価格/(月額賃料×12)で表される。

 それによると、第1位は「外苑前」で差益(売却益+運用益)は9,774万円となった。第2位は「半蔵門」で6,578万円、第3位は「表参道」で6,481万円と続き、上位30駅が位置する行政区を見ると、港区の駅が15駅と際立って多く見られた。

 首都圏の集計対象385駅のうち、ランキング上位30駅ではいずれも資産倍率が1倍を超えており、少なくとも4,500万円以上の差益が発生していた毛計算となった。

 首都圏では賃料水準が高く、マンションの「資産価値」がほとんど目減りしない都心部やその周辺部に位置していることが、結果的に10年間で利潤を得られる「お買い得駅」の条件である、と同社は分析している。


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