ミサワホーム(株)は、経済産業省・環境省・農林水産省が運営する「国内クレジット制度」に基づきCO2排出削減事業として運営している「ECOになる家の会」が、7月27日付で認証取得した「国内クレジット」について、同社が全量を買い取り、これを活用したカーボンオフセット機能付「QUOカード」を制作すると発表した。
同社は、一般家庭での太陽光発電によるCO2排出削減効果を生かす仕組みとして、2009年に「ECOになる家の会」を発足、会員であるミサワホームの顧客のCO2排出削減量をとりまとめして排出権化する取組みを進めている。
10年3月までのCO2排出削減分については11年3月に初の国内クレジット認証を取得したが、今回2度目の認証として11年3月までのCO2排出削減分について、7月27日付で国内クレジット認証を取得した。
同社では今回認証された国内クレジット26tのCO2についても「ECOになる家の会」から全量を買い取り、これを活用したカーボンオフセット機能付「QUOカード」を制作するという。
顧客がカードを1枚使用するごとに、国民1人あたりの1日のCO2排出量に相当する6kgの国内クレジットが償却されることとなる。
「ECOになる家の会」が得た国内クレジット売却益については、南極における観測活動への寄付や、植林活動への支援などにあてられる予定。