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首都圏のマンション収益力、前年度比1.43ポイント改善/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは28日、新築マンションの収益指標「マンションPER」による、三大都市圏と福岡県主要駅別の分析レポート「2011年新築マンション PER」を発表した。

 「マンションPER」とは、分譲マンションの価格が、同じ駅勢圏の分譲マンション賃料の何年分に相当するかを求めた値。数値が低いほど収益性が高いといえる。

 首都圏の新築マンションPERは、23.75(前年比▲1.43ポイント)と、収益性が大幅に改善。3年連続での低下となり、リーマンショック後から続く新築マンションの価格調整に加え、収益性の高い都心から近郊エリアでの供給が復調していることなどの影響がうかがえる。

 なお、近畿圏の新築マンションPERは、25.17(前年比▲0.05ポイント)、中部圏は24.93(同0.47ポイント増)、福岡県は23.93(今回からの集計)となった。


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