住友不動産販売(株)は1日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は117億7,100万円(前年同期比▲16.0%)、営業利益17億8,100万円(同11.6%増)、経常利益17億9,100万円(同13.2%増)、当期純利益10億4,000万円(同9.8%増)の減収増益。
主力の仲介事業は、震災の影響で売買意欲の停滞感があったものの、取扱件数は7,991件(同0.2%増)を確保した。平均取扱単価の下落で取扱高は2,024億5,800万円(同▲5.5%)だったが、手数料率の改善で営業収益は102億3,600万円(同2.9%増)、営業利益22億9,400万円(同17.2%増)となった。
受託販売事業は大型物件引き渡しが減少し、取扱件数727件(同▲14.2%)、取扱高284億7,000万円(同▲22.5%)、営業収益7億9,500万円(同▲29.7%)となった。ただし、営業原価の減少が営業収益の減少を上回ったため、営業利益は1億800万円(同68.0%増)と大幅増となった。
なお、通期では連結売上高605億円、営業利益124億円、経常利益123億円、当期純利益71億円を見込む。