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SPC24社の連結化で減収減益に/住友不動産12年3月期第1四半期決算

 住友不動産(株)は4日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,563億2,900万円(前年同期比▲15.1%)、営業利益322億4,300万円(同▲11.3%)、経常利益230億5,200万円(同▲20.9%)、四半期純利益123億2,000万円(同▲19.8%)と減収減益。SPC24社を、当期から連結対象に追加。SPCからの配当収益が取引消去され、92億円の減収要因となったほか、減価償却費や支払利息などSPCに発生する費用が増加したことで、営業利益が36億円、経常利益が60億円減少した。

 不動産賃貸事業は、SPC連結化の影響で営業収益は657億6,200万円(同▲14.8%)、営業利益は232億4,000万円(同▲15.3%)と減収減益となった。

 不動産販売事業は、マンション、戸建て、宅地の合計で1,131戸(同▲263戸)を販売計上し、営業収益496億9,600万円(同▲24.4%)、営業利益77億4,300万円(同3.2%増)となった。 

 なお通期では、連結売上高7,100億円、営業利益1,400億円、経常利益1,000億円、当期純利益520億円を見込んでいる。


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