大和ハウス工業(株)は5日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は4,101億円(前年同期比15.5%増)、営業利益は246億1,700万円(同74.7%増)、経常利益は244億8,300万円(同55.4%増)、同期純利益は136億8,900万円(同79.5%増)となった。
「東日本大震災復興への貢献」や「地域密着体制強化によるシェア拡大」、「海外への事業展開の加速」、「生産性改革の推進」などを柱に、業績向上へ向けて取り組んだ。
特に「東日本大震災復興への貢献」では、仮設住宅の建設等に優先的に取り組んだほか、全国にある83支店を6つに分けたブロック体制を導入し、地域特性に対応した商品開発やオーナーとのリレーションの強化などを図った。
また、海外事業では、中国の大和房屋(常州)房地開発有限公司を設立。アメリカやオーストラリアにおける基盤整備を進めた結果、増収増益となった。
通期は1兆7,500万円、営業利益は950億円、経常利益930億円、当期純利益471億円を見込んでいる。