東急不動産(株)は10日、第15回「TOREIT 四半期報告」(2011年7月)を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。
当期(2011年4~6月期)のJREITの資産規模は、物件数1,875件(前期1,862件)。資産総額は、取得金額ベースで8兆2,197億円(同8兆1,613億円)。鑑定評価額ベースでは7兆6,373億円(同7兆6,283億円)。両者の差は4期連続で拡大し、過去最大の開きとなった。
期中の取得物件は19件・761億円(同53件・2,038億円)、売却物件は6件・178億円(同22件・352億円)。取得時鑑定キャップレート(対象物件18件)は5.5%(同対象物件53件、5.8%)。共同住宅・商業施設のキャップレートが全地域で低下した。
また、運用時NOI利回り(対象物件1,011件)は5.8%(同対象物件1,067件、5.8%)と横ばい。また、鑑定キャップレートは、半年間で全物件平均0.6bp(ベーシスポイント)下落し、平均5.66%となった。