産業ファンド投資法人(IIF)は10日、2011年6月期決算を発表した。
当期(11年1月1日~6月30日)は、営業収益32億9,500万円(前期比11.3%増)、営業利益16億2,200万円(同18.9%増)、経常利益10億3,800万円(同29.9%増)、当期純利益10億2,200万円、1口当たりの分配金は1万1,581円となった。
当期は、新投資口の発行および借入により、「IIF厚木ロジスティクスセンターII」(神奈川県厚木市、取得価格31億円)を含む5物件を取得。当期末の保有資産は、物流施設12物件、インフラ施設2物件、工場・研究開発施設等2物件、取得価格の合計は1,082億4,000万円となった。総賃貸可能面積は35万8,773.32平方メートル、平均稼働率は99.9%を維持している。また、東日本大震災により被害を受けた既存物件11物件中3物件の補修工事を実施、期中に完了した。補修工事費用は合計約1,300万円(保有資産総額の0.01%)。
次期については、営業収益35億2,600万円、営業利益18億4,300万円、経常利益11億5,100万円、当期純利益11億5,000万円、1口当たり分配金1万2,285円を見込む。