(株)長谷工コーポレーションは11日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,125億1,100万円(前年同期比13.5%増)、営業利益43億300万円(同▲9.7%)、経常利益37億9,700万円(同▲12.3%)、当期純利益26億5,600万円(同5.3%増)。
設計施工関連事業においては、分譲マンション新築工事の受注件数が首都圏で10件、近畿圏で5件。1,000戸を超える大規模物件として、「(仮称)横浜プリンスホテル跡地開発計画 新築工事(建築分譲棟工事)」(横浜市磯子区、1,234戸)を受注した。完成工事については、分譲マンション5件のほか、「(仮称)富士見一丁目計画オフィス棟」(東京都千代田区)の竣工・引渡しを行なった結果、売上高652億円(同▲1.5%)、営業利益46億円(同▲8.6%)となった。
不動産関連事業は、「長期優良住宅」の認定を取得したマンション「ブランシエラ浦和」(さいたま市浦和区、69戸)等2物件の完成、引渡しを行なった。マンション販売受託は、震災の影響を受け、モデルルーム来訪者数・契約戸数ともに減少したものの、引渡し戸数は増加。その結果、売上高234億円(同160.1%増)、営業利益1億円(前年同期:営業損失2億円)を計上した。
住関連サービス事業では、マンション賃貸管理において運営戸数が横ばいに。社宅管理代行は、サービスメニューの強化などが奏功して戸数を伸ばした。シニアリビング事業では、高齢者向けサービス付マンションが高稼働率で推移し、売上高は209億円(前年同期比2.9%増)、営業利益は10億円(同▲3.2%)となった。
なお通期については、売上高4,950億円、営業利益230億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。