日本ビルファンド投資法人(NBF)は12日、2011年6月期決算を発表した。
当期(11年1月1日~6月30日)の営業収益は280億8,000万円(前期比2.8%増)、営業利益は119億1,800万円(同5.3%増)、経常利益は89億6,400万円(同6.7%増)、当期純利益は87億5,700万円(同4.3%増)、1口当たり分配金は1万5,138円(同▲357円)。
当期は、「リバーシティM-SQUARE」(取得価格133億5,000万円)ほか5物件を取得。震災対応工事の実施等に伴い2億600万円の特別損失を計上したものの、取得した6物件(追加取得を含む)の新規稼働により、収益が増加した。保有物件については、テナント満足度の向上をめざした運営管理、設備の更新・新設を計画的に行なうとともに、適切なマーケットの把握および賃料改定を実施、安定的な賃料事業収入の確保を図った。
期末の全不動産ポートフォリオは、保有物件ベースで64物件、投資額8,371億円(取得価格ベース)、総賃貸可能面積82万8,000平方メートル、テナント総数1,011、稼働率97.1%(前期比0.5ポイント増)となった。
次期は、営業収益297億5,900万円、営業利益118億7,800万円、経常利益87億3,500万円、当期純利益87億3,500万円、1口当たり分配金1万5,100円を見込んでいる。