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韓国・ソウルの大規模複合開発、商業施設部分をオープン。Gオープンは9月/森ビル都市企画

「D-Cube City」イメージパース

 森ビル(株)は25日、同グループの都市開発コンサルティング会社である森ビル都市企画(株)が総合コンサルタントとして参画する韓国・ソウルの大規模複合再開発プロジェクト「D-Cube City」内の商業施設が、26日にオープンしたと発表。グランドオープンは9月23日の予定。

 事業主である韓国の大成産業(株)が施工し、森ビル都市企画が、2006年より5年間にわたり、企画・設計からリーシング、運営・管理計画までをトータルにサポートした。同社の海外都市開発コンサルティング事業初の大規模プロジェクトとなる。なお、オープン後の運営についてもコンサルティング業務を受託予定。

 敷地面積2万5,650平方メートル、延床面積35万50平方メートル、地上43階建ての複合棟(オフィス・ホテル・商業)を中心に、レジデンス棟(2棟、地上51階建て)やミュージカルホールを備えた複合用途のコンパクトシティ。建築デザインにThe Jerde Partners(六本木ヒルズの外構デザインを担当)を起用した。
 今回オープンの商業施設には、話題のSPA(ファストファッション)ブランドを集結させ、海外からの観光客がワンストップで韓国のファッションや雑貨、料理を楽しめる一大観光拠点としている。

 大成産業の車 道潤社長は、「複合開発に精通した森ビルと出会い、D-Cube Cityはソウル西南エリアのランドマーク『韓国版六本木ヒルズ』となると自負している。近隣住民の生活環境が革新的に良くなれば」と述べている。


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