国土交通省は31日、2011年7月の新設住宅着工戸数を発表した。
同月の新設着工戸数は8万3,398戸(前年同月比21.2%増)と、4ヵ月連続で前年比プラスとなった。新設住宅着工床面積も757万4,000平方メートル(同22.5%増)と、4ヵ月連続のプラス。季節調整済年率換算値は、95万5,000戸(同16.9%増)まで増加した。
利用関係別では、持家が3万2,382戸(同19.1%増)で、3ヵ月ぶりの増加。貸家は3万464戸(同18.5%増)で、2ヵ月連続の増加。分譲住宅も2万244戸(同33.2%増)と、17ヵ月連続の増加となった。分譲住宅の内訳は、マンションが9,785戸(同79.6%増)と4ヵ月連続で増加し、1万戸に迫った。一戸建住宅は1万375戸(同7.8%増)で、2ヵ月連続の増加となった。
今回のデータについて、同省は「厳しい雇用・所得環境等に加えて、東日本大震災の影響も一部で継続しているとみられるものの、大震災発生後に低下したマインドが徐々に改善してきている可能性がある」とコメントしている。