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重量鉄骨の都市型住宅「Vieuno」発売/パナホーム

「Vieuno」イメージパース
「フラット35Sの終了の影響を受けにくい、年収800万円以上の世帯がメインターゲット」などと語る藤井社長

 パナホーム(株)は1日、重量鉄骨の都市型住宅「Vieuno(ビューノ)」の販売を開始した。

 「Vieuno」とは、Vie(フランス語:人生)とView(英語:眺め)、Uno(イタリア語:一番)を組み合わせた造語。
 都市型住宅に資産価値の維持が求められることから、高層ビルにも採用されているラーメン構造に同社独自の技術を加えた重量鉄骨ラーメン構造を採用することで、3~5階建てを実現。賃貸専用住宅として建築するなど、敷地の高度利用も可能とした。また、建物の不快な揺れを低減する制震装置を標準装備するなど、地震への安全安心に加え、交通新道の軽減にも配慮している。

 また、150ミリピッチで設計できるモジュールを新しく採用することで、きめ細かい空間の立体活用ができ、斜線制限などにも無駄なく対応可能に。
 上層階は最長2,250ミリまでの張り出しのできるオーバーハングが可能で、居住面積を確保しながらも階下にガレージを設けるなど、個性的な外観を創出することができる。

 さらに、次世代省エネルギー基準を標準仕様でクリアする優れた断熱性能をはじめ、パナソニックエコシステムズ(株)との共同開発による「エコナビ搭載換気システム」を採用するなど、各種省エネ設備・仕様の提案で、優れた環境性能を実現している。
 
 参考価格は、「二世帯モデルプラン」で、3.3平方メートル当たり税込み74万6,000円(延床面積282.73平方メートル)。「狭小地モデルプラン」で同73万2,000円(142.02平方メートル)。販売地域は北海道、沖縄、多雪地域を除く全国。初年度販売目標は300棟。

 発売にあたり開催した新商品説明会において、同社代表取締役社長の藤井康照氏は、「7月末には住宅エコポイントが終了したが、さらに9月のフラット35Sの金利引下げ適用期間終了により、30歳代の一次取得者層の住宅購入者がさらに減少すると見込んでいる。年末に向けての受注環境は厳しくなると予想されるが、当社ではこうした市況のもと、『首都圏への注力』と『住まい方の提案の充実』に注力していく方針。今回発売するVieunoはこうした要素を満たした商品であり、同商品をテコに充実した商品開発をしていきたい」などと語った。


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