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山梨県と県産材の利用推進協定を締結/三菱地所グループほか

 三菱地所(株)、三菱地所ホーム(株)および特定非営利活動法人「えがおつなげて」は8月31日、山梨県との間で、山梨県産材の利用拡大の推進に関する協定を締結した。

 協定締結者が緊密な連携と協働による普及・啓発活動を推進し、山梨県産材のブランド力を高め、広くその価値を発信することで、利用拡大を図り、山梨県内の林業の持続的かつ健全な発展につなげることを目的としたもの。

 三菱地所グループではこれまで、CSR活動の一環として「都市と農山村が、お互いに元気になる社会」をめざし、山梨県北杜市で活動を行なう特定非営利活動法人「えがおつなげて」と連携しながら、都市と農山村それぞれが抱える問題を認識し、持続可能な社会の実現をめざす「空と土プロジェクト」を2008年度から開始。都市住民を対象にしたさまざまな体験ツアーを実施するほか、農作物・間伐材など地域資源を使用したプロジェクトなどを推進してきた。
 また、三菱地所ホームでは、森林資源の適正利用、国内林業の持続的かつ健全な発展を図るため、トレーサビリティの明確な国産材の利用を進めてきた。
 今回の協定締結は、10年9月に山梨県産材認証制度を改正したことにより、県外で生産加工される製品についても「やまなし県産材」表示ができることから、山梨県産材認証製品の実用化を実現したもの。

 今後、3社は、山梨県産材利用に関するニュースリリース、広報活動等を展開するとともに、都市住民を主な対象に、森林施業体験活動、スタディツアー、セミナー、ワークショップ等を実施し、県産材活用の普及・啓発活動を推進していく方針。


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