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20~30歳代の独身サラリーマン・OL、平均家賃は約7万1,000円/アットホーム調査

 アットホーム(株)は8日、20~30歳代の独身サラリーマン・OLを対象にした生活実態調査結果を発表した。首都圏1都3県在住の600名を対象に、インターネットアンケートを実施。賃貸居住者が90%、持ち家ユーザーが10%。

 調査したユーザーの平均家賃は7万1,457円、持ち家ユーザーの住宅ローン返済額は7万4,853円だった。賃貸・持ち家とも30代では女性のほうが家賃・住宅ローン返済額が高く、住まいにお金をかける傾向が強かった。ユーザーの平均年収は男性462万円、女性387万円。賃貸居住者は414万円、持ち家ユーザーは520万円と、100万円以上の開きがあった。

 また、住まいから最寄り駅までの徒歩分は、賃貸が平均9.4分、持ち家が7.5分。「徒歩10分以上」の割合は、持ち家が25.1%だったのに対し、賃貸は25.6%と上回っており、「駅に近い」という利便性を重視しない賃貸ユーザーも相当数いることが明らかとなった。

 一方、43.7%が「毎日シャワーのみ」と回答したにもかかわらず、76%超が「バスタブは必要」と回答。バス・トイレが同室のユーザーの63%超が「バス・トイレは別室がいい」と答えた。また、「室内洗濯機置き場」がないユーザーの約58%が同スペースが必要と答え、キッチンが「1口コンロ」のユーザーの約58%が「2口以上ないと不便」と答えるなど、水回りの充実に対する根強いニーズが浮き彫りとなった。


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