森トラスト(株)はこのほど、東京・仙台など所有全物件の検証を行ない、災害に強い都市開発の方針を「森トラスト 防災宣言」として策定した。
建物のハード面やソフト面の検証、今後の改善項目、および取組方針についてまとめたもので、大震災で得た教訓を社会で共有し「災害に強い街づくり」をめざすとともに、日本の技術力の高さや、高度なBCP運用を国際社会に認知してもらうことで、国際会議の誘致など都市の活性化に貢献していくための取組み。
その一環として11日、ウェスティンホテル仙台1Fに、震災の規模の大きさや日本の制震・免震技術を体感・体験できる展示ルーム『Safety & Security Square』を開設する。
同社のBCPへの取組みなどを展示するほか、大震災時に被害を最小限に留め、高い安全性を実証した仙台トラストシティの技術をまとめたパンフレット『安全を支えた5つの技術』や、『森トラストのグリッド型BCP』の配布も予定している。
同社は今後、同防災宣言に則り、森トラストグループの震災対策を進めていくとしている。