東急リアル・エステート投資法人(TRI)は13日、2011年7月期決算を発表した。
当期(11年2月1日~7月31日)の運用状況は、営業収益69億1,800万円(前期比6.0%増)、営業利益31億2,100万円(同8.4%増)、経常利益22億9,200万円(同12.3%増)、当期純利益22億4,200万円(同9.9%増)、1口当たり分配金は1万3,239円であった。
当期は「東急銀座二丁目ビル」(東京都中央区)を50億1,000万円で取得。その結果、期末時点の保有物件数は26物件、取得価額の合計は1,996億7,200万円となった。稼働率は98.5%を確保し、既存物件の平均賃料単価は前期末と比較して0.6%の下落にとどめた。
なお、東日本大震災発生に伴う保有物件の運用状況に重大な影響を及ぼす被害等はなかったが、現地確認、必要な補修を実施。この補修費用等として4,900万円を特別損失に計上した。
次期は、営業収益67億2,600万円、営業利益29億1,300万円、経常利益20億6,700万円、当期純利益20億6,600万円、1口当たり分配金1万2,200円を見込んでいる。