(財)日本不動産研究所(JREI)は20日、「店舗賃料トレンド2011 秋」を発表した。都内5エリアおよび地方主要都市8エリアについて、過去3年間の店舗公募賃料データを収集、賃料トレンドを分析したもの。サンプル平均ではなく面積加重平均で賃料単価を算出しており、また公募賃料単価には別途徴収される場合の共益費は含まれていない。
調査対象13エリアの1階平均賃料ランキングでは、今回も「銀座」がトップで、11年上半期の賃料は5万3,500円(10年下半期比10%増)であった。以下、「新宿」3万9,200円(同2%増)、「表参道」3万6,400円(同▲1%)、「渋谷」3万4,400円(同2%増)、「池袋」2万9,900円(同25%増)と、ベスト5は都心5エリアが占め、都心の復活基調が確認できた。
一方、下降率が大きいのは「栄」(同▲11%)、「福岡」(同▲9%)、「神戸」(同▲7%)、「心斎橋」(同▲7%)、「仙台」(同▲6%)であった。
「表参道」と「京都」は▲1%とほぼ横ばいで、増加が6都市と、全体としては底打ち感が出た結果となった。