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相場賃料との乖離率ランキング、トップは三井ホーム/アトラクターズ・ラボ調査

 アトラクターズ・ラボ(株)は26日、主要ハウスメーカーの募集賃料と同社が算出した相場賃料との乖離率を公表した。11年5~8月の各社の実際募集賃料と相場賃料との乖離度を分析したもの。対象地域は1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)。対象物件は、主要ハウスメーカー7社が自社ブランドとして実際に募集した住戸(マンション除く)約1,300戸で、築2年以上かつ最寄り駅から徒歩20分以内の物件。

 相場賃料に対して最も割高な設定となったのは三井ホームで、相場との乖離率は1.7%。2位が大和ハウス工業の1.6%、3位が東建コーポレーションの0.8%。以下、旭化成(乖離率0.0%)、パナホーム(同▲1.8%)、大東建託(同▲2.0%)、積水ハウス(同▲2.5%)の順となった。相場より5%以上高い家賃設定の割合が最も多かったのは東建コーポレーションの25%。5%以上安い割合が最多だったのは積水ハウスの34%だった。

 また、上位と下位の差は約4.4%だったが、同社は「上位2社は駅、構造、面積を同一とする他物件の賃料より、自社物件の賃料を高く設定しており、価格競争に陥らない設定を行なっている」と分析している。


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