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「ミゼットハウス」「パイプハウス」が「未来技術遺産」に登録/大和ハウス工業

「ミゼットハウス」
「大和式組立パイプハウス」

 大和ハウス工業(株)はこのほど、同社の創業商品である「パイプハウス」と、プレハブ住宅の原点となった「ミゼットハウス」が、(独)国立科学博物館の重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に「黎明期のプレハブ住宅」として登録されたと発表した。

 重要科学技術史資料の登録制度は、科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料や国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術資料の保存と活用を図るため、同博物館が2008年度から実施しているもの。これまでに、72件の資料が登録されている。

 「ミゼットハウス」は1959年、ベビーブーム世代の子供たちに安くて、安全で独立した勉強部屋を提供することなどを目的に開発されたもので、爆発的な売れ行きを示した。また「パイプハウス」は、骨組み、屋根、壁、床などを部品化し、現場で特殊な金物で接合、組み立てる規格型仮設建物で、後の鋼管構造建築の礎となった。


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