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初の海外商業施設、中国・寧波市にアウトレットモールオープン/三井不動産

「杉井アウトレット広場・寧波」外観

 三井不動産(株)は26日、杉杉集団有限公司、大東紡織(株)、立栄投資有限公司、伊藤忠商事(株)と共同で設立した合弁会社「杉井不動産開発(寧波)有限公司」が開発したアウトレットモール「杉井アウトレット広場・寧波」(中国浙江省寧波市)が、9月23日にグランドオープンしたと発表した。

 同施設は、三井不動産が海外で初めて参画する商業施設事業で、寧波市における初の本格的なアウトレット施設。同市中心部の西約10kmに位置し、高速道路インターチェンジにも近接する交通至便の立地。市の中心部から施設を結ぶシャトルバス2路線も運行する。

 施設は、店舗面積約2万6,000平方メートル、全体の店舗区画数は約130店。欧米の高級ブランドをはじめ、アジアブランド、日系ブランド、スポーツ雑貨など、中国国内外のブランドが集結する。港町・寧波市にふさわしい航海をテーマにした建築デザインとし、大きく「海」「街」「緑」の3ゾーンに分け、それぞれのゾーンに合わせてデザインした。
 アウトレットモールながら、雨に濡れずに全店回遊できるサーキット型の動線を採用。死角がないように区画配置するほか、1~2階を結ぶ上下動線を多く確保し、全体的な回遊性の向上を図っている。

 三井不動産グループは、同施設を第一歩として、今後も東アジアにおける商業施設事業のさらなる展開をめざすとともに、住宅分譲事業なども積極的に展開する方針。


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