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7割が「気に入った賃貸住宅になるべく長く住みたい」/積水化学工業住宅カンパニー調査

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは27日、「2011 賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」結果を発表した。現在賃貸住宅に居住中のカップル層とファミリー層の賃貸住宅ニーズを探ったもので、2011年7月9~20日にかけて、25~45歳の夫婦および家族500件を対象に、インターネットを通じて調査した。

 今後10年ぐらいの希望する住まい形態は、これからも「賃貸住宅派(「どちらかといえば賃貸住宅派含む)」が54.4%、「どちらでもよい」は28.4%、「どちらかといえば自己所有派」は17.2%となった。

 賃貸住宅を住み替えるきっかけについては、「子供の成長」が40.4%で最も多く、次いで、「転勤」35.0%、「子供の出生(家族の増加)」34.8%となった。

 また、賃貸住宅での暮らしについて、「気に入った賃貸住宅になるべく長く住みたい」と考えている人は71.0%と最も多い結果となった。ただし、「本気で長く住める良質な賃貸住宅があまりない」が30.2%と続いた。

 賃貸住宅選びの重視点(地域や場所は除く)については、トップが「間取り」の79%、次いで、「トイレと洗面脱衣室の分離」59.2%、「部屋の数」56.6%となった。一方、不満点については、トップが「防音(上下の音や隣の家の音)」の38.4%、次いで、「全体の収納量」34.2%、「キッチン(大きさや配置)」26.2%となった。


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