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首都圏新築戸建の成約価格、前年同月比8ヵ月連続上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、2011年8月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。 
 同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建7,958件、中古マンション1,324件)、成約物件(新築戸建1,367件、中古マンション320件)についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,231万円(前年同月比6.7%増)と、10ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,195万円(同2.6%)と、8ヵ月連続でのプラス。価格の高い東京23区の成約が引き続き好調だったことや、4,000万円台の物件の成約が堅調だったことによるものだが、前月比については2年2ヵ月ぶりに全エリアで下落しており、上昇トレンドの転換点を迎える可能性も示唆している。

 中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,112万円(同▲9.2%)と、1年9ヵ月ぶりのマイナスとなった。成約価格は1戸当たり2,111万円(同▲2.9%)と再びマイナスに。東京23区は2,664万円(同5.8%増)と引き続き上昇したものの、成約数が最も多く、価格も比較的高い神奈川県が大きく下落したことが影響している。また、前月比についても再びマイナスとなっており、成約物件の平均価格は17ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。


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