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「震災後の住まい」テーマに「Japan Home and Building Show 2011」を開催/日本能率協会

会場の様子
29日に開催されたセミナー「本当の地震を知っていますか?“エネルギー”“共振”これを知って効率よく耐震化」。約120名が聴講した

 (社)日本能率協会は28~30日にかけて東京ビッグサイト(東京都江東区)で第33回「Japan Home and Building Show 2011」を開催した。

 同イベントは、日本で最大規模の住宅・建築関連専門展示会。東日本大震災が建築物だけでなく、住むことについての生活者の意識を大きく変えたことから、今回は「震災後の新たな住まいの提案」をキーワードに日本のほか海外12ヵ国・地域から489社が出展した。

 特に「省エネ」、「エコロジー」、「災害に備える」といった商品を提案する企業が多く、環境配慮型住宅をリードする積水ハウス(株)や、自然と共生する住まいづくりを提案するミサワホーム(株)などが最新住宅を紹介した。また、太陽光発電・太陽熱給湯といった自然エネルギーを利用した設備や、災害時にも利用可能なガーデン用雨水タンク、シェルター型住居、耐震・免震工法など、地震や災害に備えた住まいづくりのヒントも多数展示された。

 そのほか、高山建築組合の匠会から名工が来場し、槍鉋などの技を披露するなど、日本の伝統を紹介するコーナーも設置された。
 
 さらに工学院大学特認教授の内田祥哉氏による基調講演のほか、製品・技術セミナーなどが行なわれ、初日(28日)の入場者数は1万4,063人に上るなど、盛況となった。


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