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大手50社の建設工事受注総額、5ヵ月連続の増加/国交省調査

 国土交通省は9月30日、2011年8月分の建設工事受注動態統計調査(大手50社)を発表した。

 受注総額は7,585億円(前年同月比9.3%増)で、5ヵ月連続の増加。国内の受注額は公共・民間工事ともに増加となり、7,186億円(同4.7%増)となった。

 民間工事は5,247億円(同5.7%増)で5ヵ月連続の増加。発注者別ではサービス業、製造業、情報通信業などが増加し、卸売業、不動産業、運輸業、郵便業などが減少した。工事種類別では建築、土木ともに増加。医療・福祉施設、教育・研究・文化施設、向上・発電所などが増加し、事務所・庁舎、鉄道、住宅などが減少した。

 公共工事は1,600億円(同13.5%増)で2ヵ月連続の増加となった。発注者別では、国の機関はすべての機関で減少。地方の機関は都道府県、市区町村などが増加し、地方公営企業が減少した。工事種類別では建築、土木ともに増加。土地造成、医療・福祉施設などが増加し、上下水道、港湾空港、鉄道などが減少した。

 海外工事は399億円(同416.6%増)と、2ヵ月ぶりの増加となった。


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