特定非営利法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は6日、11月5日を中心にFPによるくらしとお金についてのセミナーや相談会を、全都道府県(全50支部)で開催すると発表した。
日本FP協会では、毎年11月第1土曜日を「FPの日」と定め、ライフプランとお金の重要性を説くFPを身近に感じてもらい、かつFPの重要性を知ってもらう機会を提供することを目的にイベントを開催している。8回目となる今回は、11月5日を「FPの日」として、前後およそ1ヵ月間でイベントを実施する。
「ひとりひとりの夢のかたちに」をスローガンに、地域の生活者を対象とした日常生活に役立つお金についてのセミナーや、個別相談会などのイベントを開催。セミナーのテーマは、家計管理やライフプラン、住宅ローン、老後の生活設計など多岐にわたる。
セミナーや相談会はすべて無料。詳細はホームページ(http://fpday.jp)から。
なお、イベントに先立ち開催された記者説明会で、日本FP協会理事長・加藤 寛氏は「今年は地震や津波、原発事故、台風など大きな災害が起き、大変な国難の年となった。当協会では、東日本大震災で被災された方を支援するため、無料電話相談を実施するなど生活再建に向けた活動を今後も取り組んでいく」などと述べた。
また、5月より実施している被災者支援のための生活再建「無料相談」の受付状況について、10月2日までに843件の相談があったと発表した。相談内容で最も多かったのは、1位が「住宅(支援制度、ローン他)」(232件)、次いで税金(49件)、保険(39件)、社会保険(年金を除く)(31件)であった。