(株)三栄建築設計は7日、「中期経営計画(2012~14年)」を発表した。
長期的な売上目標を1,000億円とし、その内訳として戸建分譲事業(不動産販売事業)65%、マンション事業および賃貸収入事業20%、注文住宅および請負事業(不動産請負事業)15%とした。
目標の達成へ向けた12~14年の3ヵ年の中期経営計画の基本方針として、1つ目に「事業エリアの拡大および住宅事業領域の拡大」を掲げ、首都圏エリアの事業拡大と東海圏・関西圏への進出を図り、全国木造3階建て住宅市場におけるシェア10%の獲得を図っていくとした。不動産請負事業においては、年間受注件数700棟をめざす。2つ目として「資産効率と財務の健全性の向上」を掲げ、事業回転期間を厳守し、効率的な資金回収の向上を図るとともに、利益成長に伴う期間収益の蓄積ベースに自己資本の充実を図っていくとした。
定量目標として、14年8月期における営業利益86億円(経常利益79億円)の達成と、業容の拡大に伴いROA(純資産利益率)10.0%以上を目標とした。
事業戦略には、「事業エリアの拡大および住宅事業領域の拡大」「アセット事業の強化」「事業拡大に対応する人材の育成と組織の醸成」を挙げた。