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関西圏の年間価格変動率、住宅地・既存マンションともほぼ横ばい/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は6日、関西圏の住宅地・既存マンション価格動向調査「リハウス・プライスリサーチ」(2011年10月1日時点)を発表した。同調査は四半期ごとの定点調査で、今回は住宅地164ヵ所、既存マンション173ヵ所。

 11年7~9月の四半期変動率は住宅地が▲0.5%(前回調査▲0.1%)、既存マンションが▲0.9%(同▲0.2%)。
 当期は、住宅地価格の上昇地点は13ヵ所(前回調査時17ヵ所)と減少、横ばい地点は128ヵ所(同128ヵ所)と前回と同数、下落地点は 23ヵ所(同19ヵ所)と増加した。また、既存マンションは、上昇地点が7ヵ所(同21ヵ所)、横ばい地域が126ヵ所(同120ヵ所)、下落地点が40ヵ所(同32ヵ所)。全調査地点に占める割合は、上昇地点が4.0%(同12.1%)、横ばい地点が72.8%(同69.4%)、下落地点が23.1%(同18.5%)となった。

 住宅地価格を地域別に見ると、神戸・阪神0.0%(同0.2%増)、北摂▲0.3%(同▲0.7%)、京都▲1.0%(同▲0.7%)、大阪市内0.4%(同▲0.4%)、大阪東南部▲1.7%(同0.7%増)だった。既存マンション価格は、神戸・阪神▲1.9%(同0.1%増)、北摂▲0.5%(同▲1.1%)、京都▲0.1%(同▲1.2%)、大阪市内0.0%(同0.6%増)、大阪東南部▲0.8%(同0.0%)であった。

 四半期変動率でみると、住宅地が▲0.5%(同▲0.1%)で10期連続、既存マンションが▲0.9%(同▲0.2%)で11期連続横ばい傾向となり、底堅く推移。また、年間変動率は、住宅地が▲0.7%、既存マンションが▲1.1%となっている。


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