不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

創エネ・省エネ建材機器市場、20年には4兆6,800億円規模に/富士キメラ総研調査

 (株)富士キメラ総研はこのほど、エコ・セーフティ住宅用建材・機器に関する国内市場調査結果を発表した。対象品目を4分野40品目(創エネ・省エネ分野14品目、断熱・遮熱分野13品目、防災分野6品目、防犯分野7品目)に分け、市場規模推移や需給動向などを分析したもの。

 4分野全体の市場規模は、向こう10年間平均伸び率9.0%を維持し、2020年には5兆5,558億円となると予測。なかでも、創エネ・省エネ分野は10年間平均伸び率12.3%で20年の市場規模は4兆6,840億円に達すると見込んでいる。

 創エネ・省エネ分野の急成長は、東日本大震災による原発問題からの電力不安を背景としたもので、太陽電池や燃料電池が導入されて間もないこともあり、まだまだ成長が続くとしている。具体的には、スマートグリッドの推進やインフラ整備の前倒しで市場が立ち上がった「スマートメーター」や、蓄電池などが注目されるとした。


最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら