日本アコモデーションファンド投資法人（NAF）は、2011年8月期の決算短信を発表した。
当期（11年3月1日～8月31日）の決算短信は、営業収益75億6,500万円（前期比22.4％増）、営業利益34億2,000万円（同16.2％増）、経常利益26億3,100万円（同19.5％増）、純利益26億3,000万円（同19.6％増）と増収増益。1口当たり分配金は1万3,508円（同▲578円）。
当期は、11年3月に18物件（取得価格合計227億円）、4月に1物件（同79億円）、8月に1物件（同60億円）の計20物件を新規に取得。また、6月には既存物件の区分所有持ち分（同1億円）を追加取得した。
当期末現在の保有資産は83物件・取得価格合計2,238億7,700万円となった。
なお資金調達では、新規物件の取得資金などに充てるため、計221億円の投資口を発行。併せて金融機関より計145億円の借入れを実施。長期負債の比率を高め、既存借入金のリファイナンスを行なった結果、期末総有利子負債に対する長期負債比率は90.4％となり、期末LTV（総資産有利子負債比率）は51.8％となった。
次期以降も優良物件情報の早期入手に努め、安定的なポートフォリオの拡大を図るとし、また財務面ではLTVの上限について60％をめどに新投資口の発行を検討していくとしている。次期の運用状況予想については、営業収益77億9,500万円、営業利益35億4,300万円、経常利益27億4,600万円、純利益27億4,500万円を見込む。