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東日本大震災の消費生活相談、不動産貸借が上位に/国民生活センター調査

 (独)国民生活センターは17日、東日本大震災で寄せられた消費生活相談情報の第5報をまとめた。

 第5報では、全国の相談情報に関して、時期別、地域別で、どのような違いがみられるのか等をまとめている。

 相談件数は、3月11日~9月10日までの半年間で2万5,495件となった。
 時期別・地域別でみると、震災発生からの1ヵ月間にあたる3月11日~4月10日は、被災地4県の相談が、4県の消費生活相談全体のなかで58.0%を占めている。一方、北海道・東北は21.3%、関東は20.9%、周辺地域は約2割にとどまった。また、被災地から距離がある、その他地域での震災関連の相談は5.1%にすぎず、大きな地域差があることがわかった。

 被災地4県と関東では、震災発生から2ヵ月目では、「不動産貸借」「工事・建築」「修理サービス」が引き続き大きな割合で、上位3位までを占めた。3ヵ月目には、関東では、「新築マンションの購入契約をしたものの、建物に補修が必要になった」、または「放射能汚染が心配などの理由で解約したい」等といった「新築分譲マンション」についての相談も上位に浮上した。

 なお、詳細はPDF参照。


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