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有料老人ホーム入居、半数超が「抵抗ない」/オリックス・リビング調査

 有料老人ホーム・高齢者住宅を運営するオリックス・リビング(株)は、9月26~27日にかけて、全国の40歳代以上の男女を対象に実施した「介護に関する意識調査」の結果を発表した。サンプル数は1,238で、今回で4回目の調査。

 「認知症を発症し、大切な人を忘れてしまった場合、その人に介護をしてほしいか、施設に入りたいか」をたずねたところ、「介護してほしい」が20.1%、「施設に入る」が76.1%と、施設希望が圧倒的に多かった。なお、女性に限っては84%が「施設に入る」という回答に。

 また、「配偶者を介護したいか」との問いでは「介護したい」が45.6%と、半数弱が配偶者を介護する意向を持つことがわかった。なお男女別にみると、「配偶者を介護したい」との回答は、男性は53.4%を占めたが、女性は35.9%に留まった。

 「『有料老人ホーム』に入居することに抵抗を感じるか」については、自身が入居することについては、「抵抗を感じる」「やや抵抗を感じる」の合計が45.8%、「あまり抵抗を感じない」「抵抗を感じない」の合計が54.2%という結果に。家族が入居する場合はそれぞれ47.2%、52.8%となり、いずれも「抵抗を感じない」が半数を超えた。

 なお10月20日に登録制度がスタートした「サービス付き高齢者向け住宅」の認知については、「聞いたことはある」が63.9%と大多数を占め、一方「詳しく理解している」はわずか5.4%に留まった。


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