旭化成ホームズ(株)は11月3日より、2階建ての上にプラスアルファの空間を設けた都市型住宅「へーベルハウス スカイコテージのある家 天空こども城」を発売する。
同商品では、2階の屋上(3階部分)にプラスアルファの空間「スカイコテージ」を設置。小屋裏風のワンルーム空間「みんなの間」と屋上庭園「みんなの庭」で構成し、家族の絆が深められる場として、屋内と屋外がゆるやかにつながる開放的な空間になっている。
「みんなの間」は、家族の集まる遊び場や趣味室、子供部屋などに利用するなど、顧客が思いのままにつくり込んでいくことを想定。家族のライフスタイルの変化に合わせて、多目的に使うことができる。
「みんなの庭」は、外周を高さ約1.9mのへーベル壁「スカイウォール」で囲っており、隣接家屋など周囲の視線を気にせず、家族でバーベキューをしたり、菜園などを楽しむことができる。
また、頑強な重量鉄骨システムラーメン構造の特長を生かして、「みんなの間」と「みんなの庭」を仕切る窓には全面開放可能な「フォールディングウィンドウ」を採用。窓の上には最大約1.8mの奥行の深い庇「スカイキャノピー」も設置して、書斎としての利用や、窓を開放して自然との一体感を感じられる暮らしなどを提案している。
3階の屋根は陸屋根のため、斜線カット部分以外は全面に太陽光発電パネルを設置することができる。
同社取締役兼副社長執行役員、マーケティング本部長・池田英輔氏は会見で「東日本大震災以降、家族の絆を大切にする傾向が強まり、二世帯住宅への需要が高まっている。今回の商品は、2階建ての二世帯住宅の建替えを検討されている方に、3階建てを選択していただくことを想定している」などと述べた。
本体価格は今回提示のプロトタイプ(建築面積72.03平方メートル、延床面積159.41平方メートル)で4,260万円(太陽光発電システム2.3kW、税込)。2階建てと3階建てが混在しているまちなみでの建替えを想定。初年度は年間300棟の販売をめざしている。