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2013年度に営業利益70億円めざす/平和不動産「中期経営計画」

 平和不動産(株)が、2011~13年度までを計画期間とする「中期経営計画2013将来への礎」を策定した。

 同社では09年度に経営成績および財政状態が損なわれる事態を経験し、最近2期においては、事業基盤の再構築を最優先課題として、三菱地所(株)との資本・業務提携や公募増資の実施、リート事業の強化などの取組みを進めてきた。このような安定化のための取組みを経た今、将来の成長ビジョンを明らかにすべく、同計画を策定したもの。

 事業戦略には、「事業資産の収益性強化」、「賃貸資産の取得の厳選化」「兜町再開発の推進」「リート事業の推進」、「事業の再構築と将来の成長のための布石」を掲げ、賃貸資産においての品質の向上と競争力の確保、防災・安全対策の向上、省エネ化の推進などを行なっていくとした。また、兜町再開発では、再開発マスタープランの策定や、現在着手しているプラン作りのスピードアップを図ることなどを目標としている。

 新中期経営計画達成の2013年度には、営業利益70億円、経常利益45億円、D/Eレシオ(負債資本倍率)2.1倍をめざす。


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