不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建の成約価格、前年同月比9ヵ月連続上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、2011年9月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。 
 同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建8,762件、中古マンション1,637件)、成約物件(新築戸建1,868件、中古マンション415件)についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,285万円(前年同月比6.9%増)と、11ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,174万円(同1.3%増)と、9ヵ月連続でプラスとなったものの、エリア別では上昇したのは東京23区(同0.8%増)のみで、神奈川県(同▲0.7%)は5ヵ月ぶりに下落、埼玉県(同▲1.7%)も3ヵ月連続の下落となった。前月比についても2ヵ月連続で下落しており、全体的には力強さに欠けているとしている。

 中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,214万円(同▲3.6%)と、2ヵ月連続のマイナスに。成約価格も1戸当たり2,096万円(同▲2.6%)と再びマイナス。価格の高い東京23区、神奈川県では上昇したものの、逆に価格の高さが敬遠され成約自体がふるわなかったことで首都圏平均ではマイナスとなった。また、前月比についても2ヵ月連続のマイナスとなり、成約物件の平均価格は18ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら