(社)日本増改築産業協会(ジェルコ)は27日、第10回「ジェルコ・リフォーム・企業実態調査」を発表した。同協会会員企業の経営、人員、営業内容などについて把握することを目的に実施しているもので、今回は4年ぶりの実施。同協会会員(リフォーム事業者)310社にアンケートを送付。回答は173社(回収率55.8%)。
会員会社の創業年はトップが「昭和」で59.9%。リフォームの事業開始は「平成」が67.3%と、7割近くに達しており、また、リフォーム事業の継続年数平均は18年であった。
「今後、注目するリフォーム事業、又は対応しなければならない事業・分野」については、「耐震改修」(68.8%)、「断熱・省エネ改修」(60.7%)、「太陽光発電設置」(51.4%)の順となった。
「耐震改修」については、回答した40.5%の企業がすでに取り組んでおり、実績は年間受注件数は平均7.6件、売上高は平均4,631万円となった。また、「断熱改修」の実績も同25.4件、同4,332万5,000円と対応が進んでいることもわかった。
リフォーム工事の種類・内容について多い事例では、「浴室工事やバスタブ取替え工事」(22.3%)、「キッチン取替え工事」(21.5%)、「内装(クロス張替え)工事」(18.7%)の順となった。
また、リフォーム部門の売上高については、「1億~3億円未満」が34.6%と最も多く、次いで「3億~6億円未満」の22.3%、「5,000万~1億円未満」と「5,000万円未満」の13.8%となった。