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住宅分譲事業が大きく寄与、増収増益/野村不HD12年3月期第2四半期決算

 野村不動産ホールディングス(株)は28日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は1,514億8,300万円(前年同期比2.6%増)、営業利益182億600万円(同77.1%増)、経常利益109億4,300万円(同313.2%増)、四半期純利益50億3,400万円(前年同期:3,700万円)。住宅分譲事業において販売が順調に進捗したほか、10年9月に持分を追加取得した「東芝ビルディング」などの収益が寄与したことが、業績伸長の要因。

 住宅事業セグメントは、マンションと戸建てを合わせた引渡し戸数が961戸(前年同期比:45戸増)となったことや、利益率が大幅に改善したこと、完成在庫も、前年同期末の200戸から42戸まで減少したことなどにより、、同セグメント売上高659億5,200万円(同6.6%増)、営業利益27億2,600万円(前年同期:営業損失9億1,200万円)となった。

 ビル事業セグメントは、「東芝ビルディング」のほか新規稼働ビルも収益に寄与。また空室率も3.4%(前年度末比0.6ポイント改善)となったことなどにより、売上高478億9,200万円(前年同期比4.8%増)、営業利益119億6,100万円(同18.5%増)となった。

 なお通期については、東日本大震災の影響が当初の想定を下回ったこと、住宅分譲事業における販売・建築工事が順調に進捗、当初計画に比べ売上計上戸数の増加・利益率の改善が見込めることから、上方修正。連結売上高4,380億円(前回発表比12.3%増)、営業利益480億円(同9.1%増)、経常利益320億円(同14.3%増)、当期純利益150億円(同15.4%増)を見込む。


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