国土交通省は10月31日、2011年9月分の建設工事受注動態統計調査(大手50社)を発表した。
同月の受注総額は1兆1,468億円(前年同月比▲9.3%)で、6ヵ月ぶりの減少。国内の受注額は、公共工事は増加、民間工事は減少となり、1兆1,414億円(同▲4.2%)となった。
民間工事は7,561億円(同▲14.0%)で6ヵ月ぶりの減少。発注者別では運輸業、郵便業、電気・ガス・熱供給・水道業、製造業などが増加し、不動産業、サービス業、卸売業、小売業などが減少した。工事種類別では建築は減少し、土木は増加。倉庫・流通施設、教育・研究・文化施設、鉄道などが増加し、事務所・庁舎、医療・福祉施設、店舗などが減少した。
公共工事は3,420億円(同31.1%増)で3ヵ月連続の増加となった。発注者別では、国の機関は減少し、地方の機関は増加した。工事種類別では建築は減少し、土木は増加。娯楽施設、土地造成などが増加し、道路、事務所・庁舎、教育・研究・文化施設などが減少した。
海外工事は54億円(同▲92.6%)と、2ヵ月ぶりに減少となった。