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クルマとのエネルギー連携を可能にしたスマートハウスを発売/トヨタホーム

スマートハウス「since asuie(シンセ・アスイエ)」外観

 トヨタホーム(株)は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)とのエネルギー連携を可能としたスマートハウス「since asuie(シンセ・アスイエ)」を、19日から全国で発売する。

 同商品は、国内初となる“家とクルマとのエネルギー連携”をはじめとした独自の“スマートハウス技術”に、震災以降の家族回帰志向に合わせた“生活提案”を融合させたもの。太陽光発電、オリジナルエコキュート、熱交換型換気システムなどのエコアイテムに加え、HEMS、EV・PHV充電器、非常時給電システムなどを標準搭載。家庭用蓄電池もオプションで用意する。

 クルマとのエネルギー連携によって、過度の電力集中をさけるピークカット機能やタイマー充電などの「充電制御」を実現したほか、住戸内のHEMSによってガレージにあるEV・PHVの充電状況や走行可能距離を確かめることや、HEMSからの遠隔操作で、エンジンをかけることなく、家の電力を使って冷房を入れることなども可能となる。

 また非常時給電システムも備え、災害時、停電でも生活に最低限必要な電力を外部電源から得られる。蓄電池のほかトヨタ自動車(株)のエスティマハイブリッド(AC100Vコンセント車載車)を外部電源として利用することが可能となっている。家庭用蓄電池の容量は8.4kWh。

 価格は3.3平方メートル当たり62万5,000円(税込)、2012年度の販売目標は、300戸としている。


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