東急不動産(株)は4日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は2,410億2,700万円(前年同期比▲10.0%)、営業利益166億200万円(同▲58.0%)、経常利益87億3,800万円(同▲58.0%)、当期純利益248億1,100万円(同1052.4%増)。最終利益の大幅増は、匿名組合等の連結による負ののれん益483億円を特別利益に計上したため。
分譲事業は、マンション計上戸数が670戸(同▲50.4%)と半減したことから、売上高328億円(同▲45.0%)、営業損失4億円(前期:営業利益17億円)と、営業赤字だった。
賃貸事業は、空室率が3.3%(前期比▲0.4ポイント)と改善。しかし、前年同期にあったSPCのビル売却による配当がなくなったため、売上高は615億円(同▲18.3%)、営業利益は181億円(同▲51.8%)と大幅減となった。
管理受託事業は、マンション管理ストック増とビル管理における大型物件の管理増などから、売上高370億円(同3.4%増)、営業利益24億円(同1.7%増)となった。
次期については、売上高5,550億円、営業利益430億円、経常利益270億円、当期純利益310億円を見込む。