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標準的な価格実現する「since asuie」でスマートハウスの普及めざす/トヨタホーム

「since asuie」外観イメージ
「オールトヨタグループならではの、家とクルマの情報連携で快適で安心・安全な生活を提供してきたい」などと語る柴田部長

 トヨタホーム(株)は4日、同社スマートハウスの新商品「since asuie(シンセ・アスイエ)」の説明会を開催した。

 同商品は、「家とクルマとのエネルギー連携」を実現する国内初のスマートハウス。「since asuie」の名称は、“明日(未来)の住まいを実現した家”を表現したもの。

 開発コンセプトを「家族のつながりを感じる暮らし“Real Smart Life”」とし、室内全体に視線が通るひとつながりの大空間を実現することで、家族がつながる暮らしを提案する。
 また、オールトヨタグループならではの取り組みとして、クルマとエネルギーの連携を実現。過度の集中電力を避けるピークカット機能やタイマー充電といった「充電制御」を実現したほか、家の中にいながらクルマの充電状況や走行可能距離を確かめることができ、また、HEMSからの遠隔操作により、エンジンをかけずに家の電力を使用して冷房を入れることなども可能とした。

 太陽光発電やオリジナルエコキュート、熱交換型換気システムのほか、HEMS、EV・PHV充電器、非常用給電システムなどを標準で装備。家庭用蓄電池をオプションで追加することもできる。
 価格は、同社商品の中央値である3.3平方メートル当たり62万5,000円(税込)。19日から全国で発売する。

 説明会の席上、同社商品開発部長・柴田数年氏は「青森県上北郡六ヶ所村や愛知県豊田市での実証実験で得たノウハウを生かした商品となっている。消費者からのニーズに応え、普及させていくためには商品自体の価格を下げていく必要がある。シンセ・アスイエはスマートな価格を実現しており、2012年度内で300戸の販売をめざしていく」と語った。


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