(株)サンケイビルはこのほど、12年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は、128億6,600万円(前年同期比▲38.0%)、営業利益は20億6,300万円(同▲20.7%)、経常利益は13億6,700万円(同▲23.5%)、当期純利益は7億200万円(同▲12.3%)。
主力のビル事業は、前年に連結子会社化したSPCの売上増などはあったものの、主力の既存ビルにおける賃料下落および空室の発生などの影響を受け、売上高は83億5,600万円(同▲4.2%)。営業利益は、販促経費の増加などにより23億9,800万円(同▲16.9%)となった。
資産開発事業では、小規模不動産商品として開発していた第1号賃貸マンションの販売収入があったものの、前年計上していた匿名組合出資損益分配がなくなり、売上高は8億4,200万円(同▲53.2%)、営業損益は1億9,400万円(同▲88.3%)の大幅減収だった。
住宅事業では、初のリノベーション物件「スマ―タス幕張本郷」(千葉県千葉市)37戸の売上を計上。しかし、販売収入の減少が響き、売上高は9億3,900万円(同▲86.8%)。前年計上のたな卸資産評価損19億3,100万円がなくなったことで、営業損失も1億1,000万円(前年同期:営業損失15億4,200万円)まで減少した。
通期は、売上高406億円、営業利益50億円、経常利益34億円、当期純利益18億円を見込んでいる。