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震災後のマンション営業自粛など響き減収減益に/住友不動産12年3月期第2四半期決算

 住友不動産(株)は7日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は3,076億400万円(前年同期比▲18.1%)、営業利益645億3,200万円(同▲8.8%)、経常利益445億6,300万円(同▲18.4%)、四半期純利益233億1,000万円(同▲16.0%)と減収減益。SPC24社を、当期から連結対象に追加。SPCからの配当収益が取引消去され、101億円の減収要因となった。また、減価償却費や支払利息などSPCに発生する費用が増加したが、SPCへの支払賃借料が取引消去され営業利益が13億円増益、経常利益が35億円減少した。

 不動産賃貸事業は、SPC連結化の影響もあり営業収益は1,328億6,200万円(同▲8.3%)、営業利益は467億6,200万円(同3.8%増)と減収増益となった。

 不動産販売事業は、マンション契約戸数が東日本大震災後の営業自粛と大型物件の新規発売の反動減により1,862戸(同▲761戸)と大幅減。営業収益817億1,200万円(同▲40.0%)、営業利益122億9,000万円(同▲37.4%)となった。 

 なお通期では、連結売上高7,100億円、営業利益1,400億円、経常利益1,000億円、当期純利益520億円を見込んでいる。


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