(株)ホームアドバイザー・オウチーノ総研は8日、東京23区内で「ひとり暮らしの働く女性が住みやすい街ランキング」を独自調査で作成、その結果を発表した。
第1位は「北千住」、続いて「浅草」、「上野」の順となった。
同ランキングは、「便利さ」(深夜営業スーパーや薬局の数など)、「娯楽」(映画館、住民1人当たりの公園面積など)、「美容・健康」(病院、美容院の数)、「安全」(刑法犯認知件数、沿線の痴漢件数)、「家賃」(同社運営賃貸物件サイトのデータをもとに算出)の5つの指標で評価し、その総合ポイントに基づくもの。さらに今回の調査では、将来の妊娠・出産など女性目線の指標の一つとして、トップ15にランクインしたまちの駅付近の放射線量を測定し、人体に影響があるレベルの放射線量は観測されないことも確認した。
調査結果では、トップ3がすべて「下町」となり、トップ10中に6ヵ所がランクインした。上位3ヵ所に共通するのは、各駅4路線以上が利用可能で駅の利便性が高いにもかかわらず、他ターミナル駅と比較して家賃が安い点。第1位の北千住は、近代的な大型ショッピングモールと下町の雰囲気が漂う商店街が混在するまちのバランスの良さが評価に表れた結果となった。
また、従来より人気の高い「下北沢」、「自由が丘」は、家賃の高さや安全面(下北沢)、娯楽(自由が丘)などでポイントが低いのが影響し、それぞれ4位、10位となった。