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ITサービス原価率改善し減収増益、IT事業と人材育成を強化/C21・ジャパン12年3月期第2四半期決算

「今後も加盟店が切磋琢磨し合い、営業力を高める仕組みをつくりたい」と話す同社代表取締役社長・三津川一成氏

 (株)センチュリー21・ジャパンは10日、12年3月期第2四半期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の営業収益は、15億4,400万円(前年同期比▲8.4%)、営業利益は4億3,600万円(同13.1%増)、経常利益は4億6,700万円(同15.2%増)、当期純利益は2億4,300万円(同6.8%増)と減収増益。

 加盟店数は768店舗(前期末比3店舗増)となったが、サービスフィー収入は11億8,600万円(前年同期比▲1.7%)、ITサービス収入が物件掲載サイトの運営主要業者1社が加盟店と直接取引となったため、前年同期比で38.8%減少したことで減収。一方、ITサービスの原価率が改善されたことや、販管費が微増に留まったことなどで増益となった。

 同社は、11年度の基本方針として「ブランド力の強化」、「ITへの対応」、「組織の活用」を掲げており、引き続き、営業マンの成約件数50%アップ、売却物件獲得強化に向けて提携サイトの拡大、センチュリオン(成績優秀者)アカデミー実施による一人ひとりの営業力アップを目指していく。

 説明会で同社代表取締役社長・三津川一成氏は「センチュリオンアカデミーは、1年ほど継続的な研修を行ないセンチュリオンを目指すもので、受講者からセンチュリオンが誕生する見込みも出ている。今後も、加盟店が切磋琢磨し合い、営業力を高める仕組みづくりに務めていきたい」などと語った。

 通期は、営業収益32億600万円、営業利益8億7,200万円、9億3,800万円、当期純利益5億3,000万円を見込む。


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