ミサワホーム（株）は11日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。
当期（11年4月1日～9月30日）の連結売上高は1,826億3,100万円（前年同期比7.6％増）、営業利益は54億7,400万円（同42.8％増）、経常利益は48億7,500万円（同50.7％増）、当期純利益は36億9,500万円（同821.1％増）。
主力の戸建住宅事業は、共働き家族をターゲットにした新商品「GENIUS Qualie」や鉄骨系企画商品で初の「蔵」を標準搭載した商品「HYBRID KURA Select」などを発売し、商品力を強化。ミサワホーム名古屋工場（愛知県江南市）内に、中部エリアで初となる住まいづくりのテーマパーク「ミサワファクトリー名古屋」を開設し、集客増と契約率向上を図った。また、木造軸組工法を基本とした耐震木造住宅「MJ Wood」の販売が堅調に推移し、本社に専門部署を発足するなど、積極的に販売を推進した。
こうした結果、今期の売上棟数は、注文住宅3,147棟（同5.5％増）、戸建分譲548棟（同27.1％増）、賃貸住宅241棟（同17.6％増）を達成。
通期については、売上高3,780億円、営業利益105億円、経常利益95億円、当期純利益60億円を見込む。
なお、併せて13年3月期を最終年度とする中期経営計画「Home Step Jump計画」（11～13年度）を発表した。
新中期経営計画では、前中期経営計画の骨子を踏襲しつつ、全事業分野で収益を確保する「既存事業の収益最大化」と「収益源の多角化」を目指し、次代に向けて新たな成長戦略（Jump）の打ち出しを実現するための基盤整備を行なう（Step）期間と位置付け、最終年度の13年度には、連結売上高4,220億円、営業利益125億円、経常利益120億円を目指す。